ラバトでのスピコンが終わったと思ったらー
2日だけエルフードのに帰って、3日目にはメクネスの農業祭へ。
4月27日(水)~5月2日(月)にかけてメクネスで国際農業見本市という大きなイベントがありました。毎年開催され、モロッコ全国の食品・農業系企業やら団体が集まっての展示会及び販売会です。海外からもドイツ、フランス、エジプト、セネガル、インドネシアからも!モロッコ進出を企んでいる企業が参加していました。
巨大テント4,5個連ねた大きな会場。
展示の仕方も近代的でおしゃれ。
とても途上国とは思えません。こういうのを見ていると、本当に草の根的なボランティアを入れるより、もっとビジネス的な発展が出来るように支援する方が国が動くと思ってしまいます。色々なアソシエーションが連なってそれぞれのアソシエーションで作っているアロガンオイル、オリーブオイル、ジャムやクスクス、サボテンを加工した商品などもたくさんありました。どれもきっと外国の援助団体が入って工場などで作っているんだろうなというほどパッケージもおしゃれで少々高めで、外国人向けの商品開発をお金をかけてやっている感じでした。
お金がない活動先で細々と1DH、10DH単位でお金を計算してやっている私にとっては何だか哀しくなりますー。でもでも、プロジェクト的にお金をどーんと入れてやるビジネス的なことはあまり目標とせずに、むしろほそぼそと小さく活動していくことで一人ひとりの女性の自主性を育てているんだ!と自分に言い聞かせてます。目的の違いですね。お金が潤っても自主性が育たなければやらせれてるだけのプロジェクトになってしうしね。
さてさて、そんななか日本大使館の方がブースを確保してくれて、ボランティアの活動先の手工芸品を展示販売してくださいとのオファーがあったので行ってきました。今回は女性の同行なしで関係者のみ。
それぞれの活動もあるのでボランティア5人で日程を分けてそれぞれ3日間ほど参加。他には大使館の人、調査団というJICAがODA委託しラシディア県のアソシエーションを中心に活動している企業の方も一緒でした。初めて話しましたが、ボランティアと同じで地元アソシエーションの活性化を軸に地域を良くしていこうという目的で活動しているそうです。
大使館が用意してくれたブースなので、大使館も日本をアピールするような展示でもあるかと思いきや、私達で自由にやってくださいとのこと。私たちのものは全てモロッコ人が作成した手工芸品。。。。広げてみれば日本国旗とJICAの活動紹介パネル以外はモロッコのものばかり。
お客さんには(手工芸品を手にとりながら)「日本でもモロッコと同じようなものあるのね。」
「日本人がなぜモロッコ製品を売っているんだ?」
「日本のものは何かないのか?」という質問が一日中・・・。
そのたびに調査団の雇われ現地スタッフがボランティアの仕事を説明してくれました・・。ほんとありがとうモハメッドさん。
私達日本人ボランティアは、見世物パンダのようにジロジロ見物され、写真を撮られ、
「ニイハオー」
「シノワ」(フランス語で中国人)、
「アチョー」(ジャッキーチェーン的な)、
「漫画好き」といった攻撃に精神的にも肉体的にもヘトヘト。
思ったよりも人も多く、お昼いくくらいしか持ち場を離れられず、3日間かなり大変でした。
もう2度と行くことはないでしょう、農業祭。
ただ、このイベントのおかげでモロッコ人相手に売れるもの、外国人相手に絞りクオリティーと値段をあげるべきものが大体分かった気がします。
次回の販売会の参考になればと思います。
さてさて、最後の日曜日は1年位ぶりかな? もとKタン隊員のカルメット村に遊びに行ってきました。本当はR隊員と一緒に行きたかったのですがスケジュールが合わず一人で訪問。
だけどナジェットの案内で、村唯一の絨毯折のおじちゃんの家に言ったり
カルメット散歩したり、
アミナの家でブラックベリーを採ったり
お腹いっぱいおいしいタジンをたべたり、
なかなか一人でも充実な村訪問でした。今度は6月に戻ってくることを約束して、その日の夜にエルフードに向けて出発しました。
エルフードに帰ってきてからは、ここ3週間の疲れと、いきなり寒くなった気候のせいか3日ほど熱を出し家に閉じこもっておりましたー。
今週は何もしなかったな。。。。。あーあ。 来週からまた気合入れなおしてがんばります。
長い日記でしたが、最後は最近恒例の華ちゃんベイビーショットでしめくくり。
今回は初めて三匹カメラ目線の一枚をいただきました。日に日に可愛さをましてゆく。
# by sweet_fish421 | 2011-05-07 02:22